卒業おめでとう。
夕方には雪が降りだしましたが、岩手大学の卒業式が今日行われました。
お店のオープンからよく来てくれる彼らが寄ってくれて、晴れ姿を見せてくれました。
まだ卒業しない子たちもたくさんいますが、頼まれてもいない送辞を送らせていただきます。
人は死んだらおしまいと思われがちですが、死ぬのはゴールだと思っています。
みんなが平等に与えられたゴール。
なので、進学も就職もその失敗も、結婚も子どもを育てることもその失敗も、それはゴールでもなく失敗でもなく、まだ途中のことです。
そんなせっかくの人生、一度きりなんだから、思いきりやってみたいことをやってみるのが楽しいと思います。「そんなことしたら笑われる」「そんなことしたら生活できない」みたいなことでも、「やってみること」って意外とおもしろいことが起こります。
無理しろとはいわないけども、これから嫌なことや逃げ出したいことがでてきたときに、そんなことを思い出して、実行してみると楽しい世界が待っていたりします。世間はあなたのことなんか見ていません。全部勘違い、気にしすぎているだけ。
僕は自分でお店をやるって思ってもいませんでした。前の仕事を辞めてから半年くらい思っていませんでした。どこかに就職して働くんだろうな、と思っていました。興味はあったのですが、どこか恥ずかしい自分がいました。
今は本物志向が強く、専門的な知識をもって、よりコアな品質がよく、人や環境に良いものがブランドとして価値がある「と思っていました」。専門的な知識がないこと、強いこだわりがない「自分なんて」お店をやってもうまくいかないと思っていました。
そんな自分でもいいのかな、って思えたときに「偏りすぎないこと」をテーマにしたお店をやりたいと思いました。売れ筋、とかではないけれども、最高の品質、とかでもないけれども、「まあまあこの辺だよね」っていう中途半端な判断をしてしまいがちな「自分」のお店。
叩かれた、わけではないけれども、知り合いの言葉や文面にむかっとすることが多々ありながらも、まだ「変な場所にいる自分」を受け止めれないこともありますが、ただ、等身大の自分で好きな発信をして、好きな話をしているこの時間は、かけがえのない大切な時間です。
好きなことに向き合えてよかった、と思えます。これからも少しづつですが挑戦してみたいことも増えました。大きな声で文句をいってはいけないと思っていましたが、その枷も外れました。嫌いなことを「無視する」ということも覚えました。昔は理解しようとして、自分のバランスを崩しました。みんなで仲良く暮らすことが大正解だと思っていて、そのためには理解し合うことが必要だと思っていたんですね。今は、気が合わないやつとは合わない、ほっておく、と決めています。
まあ、とにかく楽しい時間を過ごしています。これから旅立つみんなにも、そんな素敵な時間を過ごしてほしいと思っています。迷ったり、悩んだり、どうしようもなくなったらぜひ当店に寄ってください。間違いなく僕はこれしか言わないでしょう。
「やりたいと思ったことやれ。」
おれもやりたいことやり続けます!
みなさん、たくさんありがとう!
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